佐藤蜜の自由帳

自由帳なので雑記です。

2017年

新年になったことだし、いちおう目標らしいことを考えてみました。

2016年はどちらかというと「インプット」の年だったように思います。

仕事も新しい業務がはじまったばかりで、人間関係構築にいっぱいいっぱい。休みの日はもっぱら家でネットか読書か睡眠。

それも悪くなかったけれど、「アウトプット」があまりできていなかったような気がします。

日本人の国民性なのか個人的な性格なのかわからないけど、どうもインプットに偏りがちなきらいがあります。なんとなく。

だから、読むだけ、知るだけじゃなくて、今年はそれを実践する。まわりに発信する。それも間をあけないで、すぐに。これを目標にしたいと思います。

美も、健康も、音楽も、食も。

たとえばメイクなどに関する美容記事は楽しんで実践、曲は聴くだけじゃなくて歌詞を覚えてみたり、苦手意識はあるけど簡単な料理をしてみたり。「する」ということがしたい。また、文章力を磨きたいので、アウトプットとも関連してブログももっと更新します。意識を言語化する作業は楽しいものだし。

アウトプットに時間と労力を割くぶん、インプットはだらだらしないで、集中力使ってびしっと蓄える。

1日1アウトプット、してたら、今年の年末には人生変わってるような気がしてわくわくしますね。

お酒

お酒は飲む。けれど、あまり好きではない。

あまり好きではないというと語弊があるかな。特別、「好き!!飲みたい!」とは思わない。お酒の味そのものがおいしい、ともあまり思ったことがない。

酒の席の雰囲気は好き。酒が好きな人たちの、酒に対する並々ならぬモチベーションを見るのも、好き。

ひとりでは飲まない。お酒を飲まない人がいたら、飲まない。お酒好きな人がいたら、まあ飲む。基本はそうだけど、お酒好きな人といても飲む気分じゃないときもある。なんとなく酔っぱらいたい気分のときもある。1杯でほろよいなときもあるし、4、5杯飲んでもへいきなときもある。カクテルがいいときもあるし、日本酒がいいときもある。

いろいろなのだ。

だから、一杯頼んだだけで、「おっ、いけるクチだね」的査定をくだされる風潮はきらい。

そんなにいつも、何杯も飲むとは限らない。だからお酒好きな人にひとたび「飲める人」判定されると、後で必ずがっかりされる。「なんだ、もう終わり?」「もっといけるでしょ?」

飲めない人にも、がっかりされることがある。「こないだは飲んでなかったけど、飲むんだね」という具合。

うるさいなあ。私がいつ何を頼んだっていいじゃないか。「酒豪」とも「下戸」とも自称した覚えはないのに。

 

やっぱりお酒は好きじゃない。

 

Best NightとAll Night Long【LMFAO】

この2曲は去年腐るほど聞いた曲。

 

でぃーす いーず ざ ベストナイトオブマイライフ 

 

おーる なーい ろーん

 

と何百回口ずさんだことか。

 

わたしは決して、洋楽最高邦楽dis、という立場ではないけれど、洋ヒップホップやR&Bと邦楽のそれの間には見えない壁があって、それはどっちが優れてるとかレベル高いとかそう言う話ではなくて(無いとは言わないけど)、洋楽には洋楽にしか、邦楽には邦楽にしか出せない雰囲気っていうのがあるんです。洋楽ムードのときも邦楽ムードのときもらう。

 

それで、この2曲のようなトラックって、邦楽にはないリズムだと思う。

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これの3分10秒からの感じは、恋する冬の夜、自分に酔うにはぴったりなんである。

 

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こっちは4分17秒以降、後ろからメロディが追い上げてくるかんじがたまんない。

有名なSexy And I Know Itとか、Sorry For Party Rockingよりも百万倍心臓に来るんだけれど。YesとScream My Nameはわりとこの2曲寄りな感じで、好き。Shotは別枠でそそる。

単なる好みの問題かなあ。

 

STEPPER'S DELIGHT【RIP SLYME】

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懐かしい!2001年リリースだって。15年前か。

 

リップスライムが”hiphop”に入るかどうかはまあ置いといて、、

衝撃だった。はじめてラップらしきものに出会ったのは10代前半。リップスライムのステッパーズディライトだった。テレビのランキングで流れてた。内気で、たったひとりの親友を失ったばかりで、学校にいっても話す相手なんかいなかったあのころ。

嵐とか宇多田ヒカルとか流行ってたかな。でもテレビ番組をあまり見てなかったのと、まあ友達がいなかったので、なかなかJPOPについて盛り上がる場もなく。

だからテレビを二度見したのを覚えてる。

知ってる音楽となんか違う、って思って、一曲終わるまでテレビに見入った。一曲終わったら画面左下に出る曲名と歌手名を慌ててメモした。英語だったから、歌手名も曲もどうやって読むかわからなかったけど、黄色い付箋に、消えてしまう前に急いで書き取った。

かっこいいって思った。ただただシンプルに。

見たことがあるような、いわゆる「イケメン」で歌って踊るようなグループではない。うしろでレコードみたいなのいじってる人がいる。歌なのに、話してるみたいでメロディがあるのに無い。言葉が次から次へと飛び出してきて、耳が目だったらまばたきできない感覚。言葉はたくさんあるのに何を言ってるかよくわからない。好いた惚れたという歌詞でもないらしい。画面の中のひとたちといっしょに小刻みに体を揺らしたくなる。

と、とにかく画期的というか、いい意味ですごくショッキングだったのです。

お金も、情報収集の知識も、(そもそもネットすら)無かった当時、同じ歌手の歌が流れるのを心待ちにするしか方法がなかった。

わたしのラップとの出会いでした。ステッパーズディライトを歌う彼らは今のわたしよりももうずっと年下だけれど、きっとこのプロモは生涯ずっと「不思議でかっこいいお兄さんたち」としてわたしの目にうつるでしょう。

 

やっぱりヒップホップが好きだという話が書きたくて

なんでしょうかね。なんでこんなに好きなんでしょうね。恋通り越して愛。小中学校時代からかれこれ15年は好きですね。自分でラップしようとはつゆほども思いません。様にならないし。あくまでも聴いて楽しむものとしてずっと好きなの。意外だーって言われますよね。内気で声ちいさくて、なめられやすめのおとなしい感じだからかもね。なんつっても15年も好きだと、これまでに「どんな音楽きくのー?」っていう話には何十回何百回となりましたけれど、いろんな対処法を編み出しましたよね。ふつうにJポップとか好きーっていうときもあれば、R&B系?とかいってちょっと近づけてみたりするときもあり、なんでも聞くよ~と広がらない返答をしてみたり、正直にヒップホップ!って言うときもありました。気分によっても相手によってもいろいろでした。

ヒップホップ!って言ってもまあまず盛り上がりはしませんよね。もちろん1990年代からヒップホップは日本でも市民権を得てきて、ランキング上位にあがったりもしたわけです。なんなら当時ランキングひとけたでテレビでプロモが流れており偶然耳にした、リップスライムのステッパーズディライトですね。わたしのラップ好きの始まりは。

それでも、中学高校大学、クラスに部活にバイトに、いろんなコミュニティでほわっとなかよくなる子たちに、ヒップホップ好きって言って、えってなる確率はかなり高い。べつにヒップホップ仲間を作るという期待は最初からないし、ヒップホップの良さを興味のない人に語るほどのモチベーションもコミュ力もなかったので、Jポップとか言ってたわけです。Jポップも聞くし。別の話題のほうが手っ取り早く仲良くなれるし。それはそれとして、わたしは早くひとりになった帰路で、イヤホンを耳にさしてラップを聞きたかったわけです。学生時代の7年前後、通学路はずっとラップ聞いてたな。邦洋問わず。

それで話はなんでこんなにヒップホップが好きなのかなっていう話に戻るんですけど、まずメロディがループするってかっこよくないですか。メロディは同じなのに歌詞が違うと、その部分は違う音のかたまりになるわけです。それずっとやってたら飽きないですよね。さっきと同じメロディなのに、それに乗る言葉が違う3秒後には感じが全然違うんだもん。それで、同じ曲でもメロディとことばがいまいち一致しないときと、これ上ないってくらいにぴたっとはまるときがある。それはサビやAメロBメロを繰り返すふつうの歌でも同じかもしれないけど、言葉の密度が違う。

くそみたいな下品な歌詞も含めて好きかと言われると、胸張ってはいとは言えないです。なんちゅう歌詞だよと辟易したり、この歌詞じゃなければ最高なのに…とげんなりすることもしょっちゅう。どちらかというと下ネタとか嫌いだし。それでも音のループと言葉の化学反応的な(恥ずかしい)、きれいな結晶が見たくて、どうしても聞き続けてしまうんですね。ここ!っていう部分があると、何百回でも聞いてしまう。その瞬間には、ヒップホップではない音楽のどのジャンルでも味わえない快感があるんです。

年とったら落ち着くかなとも思ったけれど、落ち着く気配なく15年経ちました。邦ラップと洋ラップの自分のなかでのブームを繰り返してたら15年。まあこれから落ち着くのかもしれないけど。今のところはまだまだアイラブヒップホップ、ユーラブヒップホップ?だがヒップホップドントラブユー、ひっぱたかれて速攻ファッキュー(キングギドラ)、じゃなくてアイラブヒップホップです。好きです。いい曲に出会うたびにそう思う。ヒップホップって書きすぎてヒップホップの字面的に愉快な気持ちになってきた。また稿を改めて好きな曲などについて書きたいと思います。