佐藤蜜の自由帳

自由帳なので雑記です。

やっぱりヒップホップが好きだという話が書きたくて

なんでしょうかね。なんでこんなに好きなんでしょうね。恋通り越して愛。小中学校時代からかれこれ15年は好きですね。自分でラップしようとはつゆほども思いません。様にならないし。あくまでも聴いて楽しむものとしてずっと好きなの。意外だーって言われますよね。内気で声ちいさくて、なめられやすめのおとなしい感じだからかもね。なんつっても15年も好きだと、これまでに「どんな音楽きくのー?」っていう話には何十回何百回となりましたけれど、いろんな対処法を編み出しましたよね。ふつうにJポップとか好きーっていうときもあれば、R&B系?とかいってちょっと近づけてみたりするときもあり、なんでも聞くよ~と広がらない返答をしてみたり、正直にヒップホップ!って言うときもありました。気分によっても相手によってもいろいろでした。

ヒップホップ!って言ってもまあまず盛り上がりはしませんよね。もちろん1990年代からヒップホップは日本でも市民権を得てきて、ランキング上位にあがったりもしたわけです。なんなら当時ランキングひとけたでテレビでプロモが流れており偶然耳にした、リップスライムのステッパーズディライトですね。わたしのラップ好きの始まりは。

それでも、中学高校大学、クラスに部活にバイトに、いろんなコミュニティでほわっとなかよくなる子たちに、ヒップホップ好きって言って、えってなる確率はかなり高い。べつにヒップホップ仲間を作るという期待は最初からないし、ヒップホップの良さを興味のない人に語るほどのモチベーションもコミュ力もなかったので、Jポップとか言ってたわけです。Jポップも聞くし。別の話題のほうが手っ取り早く仲良くなれるし。それはそれとして、わたしは早くひとりになった帰路で、イヤホンを耳にさしてラップを聞きたかったわけです。学生時代の7年前後、通学路はずっとラップ聞いてたな。邦洋問わず。

それで話はなんでこんなにヒップホップが好きなのかなっていう話に戻るんですけど、まずメロディがループするってかっこよくないですか。メロディは同じなのに歌詞が違うと、その部分は違う音のかたまりになるわけです。それずっとやってたら飽きないですよね。さっきと同じメロディなのに、それに乗る言葉が違う3秒後には感じが全然違うんだもん。それで、同じ曲でもメロディとことばがいまいち一致しないときと、これ上ないってくらいにぴたっとはまるときがある。それはサビやAメロBメロを繰り返すふつうの歌でも同じかもしれないけど、言葉の密度が違う。

くそみたいな下品な歌詞も含めて好きかと言われると、胸張ってはいとは言えないです。なんちゅう歌詞だよと辟易したり、この歌詞じゃなければ最高なのに…とげんなりすることもしょっちゅう。どちらかというと下ネタとか嫌いだし。それでも音のループと言葉の化学反応的な(恥ずかしい)、きれいな結晶が見たくて、どうしても聞き続けてしまうんですね。ここ!っていう部分があると、何百回でも聞いてしまう。その瞬間には、ヒップホップではない音楽のどのジャンルでも味わえない快感があるんです。

年とったら落ち着くかなとも思ったけれど、落ち着く気配なく15年経ちました。邦ラップと洋ラップの自分のなかでのブームを繰り返してたら15年。まあこれから落ち着くのかもしれないけど。今のところはまだまだアイラブヒップホップ、ユーラブヒップホップ?だがヒップホップドントラブユー、ひっぱたかれて速攻ファッキュー(キングギドラ)、じゃなくてアイラブヒップホップです。好きです。いい曲に出会うたびにそう思う。ヒップホップって書きすぎてヒップホップの字面的に愉快な気持ちになってきた。また稿を改めて好きな曲などについて書きたいと思います。